最近、美味しいハンドドリップコーヒーを提供するお店が増えてきました。
ご自宅で美味しいコーヒーを楽しみたい方も増えていると思います。
コーヒー好きだけど
今さら聞けないハンドドリップコーヒーの淹れ方をご紹介します。
コーヒーの淹れ方の前に「準備」するもの
まずコーヒーを淹れる前に準備する道具(器具)です。
- ドリップケトル
- ドリッパー
- フィルター
- カップ
- スケール(計量器)
- コーヒー豆(中細挽きの粉)
この6点があればコーヒーを淹れることができます。
最近、ドリッパーやフィルターは100円均一でも販売しているので、とても入手しやすくなりました。今回は100円均一でも販売している形状と同じものを用意しました。
ドリップケトルが自宅にない場合は、ティーポットや急須などで代用できます。(その際はティーポットを湯煎して温めておくようにしましょう。)
コーヒーの淹れ方における「豆の種類」
上記の準備とともに、
一番知っておいていただきたいことは「豆の種類」についてです。
コーヒーの淹れ方によって味は変化しますが、
あくまで好みの味かどうか左右するのは「豆の種類」であり「素材」です。
豆の種類と品質が良いかどうかが
コーヒーにおいては8割ほどを占めます。
その「豆の種類」の中で大きく味を左右するものは「焙煎度」です。
- 深煎りであれば、苦味が強く、酸味はなくなります。
- 中煎りであれば、バランスが良くなります。
- 浅煎りであれば、酸味が強く、苦味はなくなります。
このあたりを自分の好みに合わせて把握しておくと
コーヒーの淹れ方がグッとうまくなりますし、コーヒー屋さんで相談しやすくなります。
コーヒーの淹れ方で一番重要な「計量」
必要なものが準備できたところで、ここからコーヒーの淹れ方の手順です。
その中でも、「計量」が一番重要なポイントです。
コーヒー豆の量に対して、
どれぐらいの量のお湯をが使うかでおおよそコーヒーの味は決まります。
今回はコーヒー豆12g、お湯160ccを使用します。
・コーヒーの粉を計量する
美味しいコーヒーの淹れ方の中で重要なポイントです。
メジャースプーンは容積を計る物なので、コーヒー豆の焙煎度や品種により重量が変化します。
わかりやすく30gのコーヒー豆を計った写真です。
写真左側が深煎りのコーヒー豆、右側が浅煎りのコーヒー豆です。
コーヒーの粉の場合も、
12gを同じメジャースプーンで計っても違いがあります。
そのため、メジャースプーンで何杯かを覚えておくと、
次回から同じコーヒー豆を使用する場合はスケールがなくても大丈夫です。
コーヒーの淹れ方で大事なのは「注ぎ方」?
もちろん、注ぎ方の手順は以下の通りです。
- コーヒーの粉を計量する。
- コーヒーのフィルターをドリッパーにセットする。
- 最初に20cc前後注ぎ、30秒ほど蒸らす。
- 80cc → 40cc → 20cc の順でお湯を注ぎます。
ここでのポイントは「湯温」と「蒸らし」です。
・コーヒーのフィルターをドリッパーにセットする
(台形のフィルターはこのように互い違いに折り込むと安定します。)
「湯温」は95℃前後です。
沸騰したお湯をドリップケトル(またはティーポット)に移すとちょうどいい頃合になります。
(※この温度で淹れてみて、少し苦いなと感じる時は湯温を落とすことで、苦味を抑えることができます。)
次に「蒸らし」です。
最初に20cc前後注ぎ、30秒ほど待ちます。
この「蒸らし」で、コーヒーの粉にお湯がいきわたらないと、
その後に注ぐお湯の通り道ができず、充分にコーヒーの味が出なくなります。
乾いた部分がある場合は20ccを超えても構わないので、しっかり「蒸らし」を行いましょう。
「蒸らし」が終わったら、半分量のお湯(80cc前後)を注ぎます。
注ぎ方は、中心から外側に向かって円を描きながら注ぎます。
中心だけに注ぐような淹れ方もありますが
お湯を注ぐときはフィルターに直接かからないように注げば大丈夫です。
水面が1センチほど下がってきたら、その分 40cc 注ぎます。
また同じように水位が下がってきたら、20cc お湯を足してあげます。
約160ccに到達したら、あとはコーヒーが落ちきるまで待つだけです。
上記の分量で出来上がりのコーヒーの容量は140ccです。
コーヒーの淹れ方のまとめ
美味しく淹れられましたか?
上記のコーヒーの淹れ方だと、ティーカップ1杯程度なのでよく飲む人だと物足りないと思います。もっと飲みたいという方は、コーヒー豆20gにお湯320ccで試してみてください。
また、コーヒーの淹れ方も様々あり、ペーパーやドリッパー、マグカップを湯通ししておくなどして飲み頃の温度を保つなどありますが、今回はシンプルに手順のご紹介をしました。
何回かドリップしていると、「いつもと違う?」と思う時も出てくる時もあると思います。
「焙煎度」「鮮度」などによってもコーヒーの淹れ方は変わるので、その違いも今後、解説していきますのでお楽しみに♪